2008年5月30日

銀行


インドでの給料はルピーで支給される。キャッシュカードが渡されその口座に給料が振り込まれる。ドル建てなので、最近のドル安で給料カットされたかのように目減りしている。
ATMは24時間営業の所が多く、その点は日本より進んでいる。時間外手数料もない。安全面でも必ず店の前に警備員が立っていて大丈夫そう。アパートの近くにも24時間ATMがあり非常に便利だ。
難点はATMに現金があまり入ってなく、おろしたくてもおろせないことが多い事。また1日Rs20000までしかおろせないのでおろすのも計画的にしないといけない。現金の持ち合わせが無いときはクレジットカードが使えるが、スキミングが多いらしく使わない方がよいと言われている。衝動買いしたいときもATMへ行っておろしてから買うのが良さそう。
日本の銀行はニューデリー市内に東京三菱UFJがある。といっても窓口はすべてインド人で日本の銀行だからといって日本語が通じるということは無い。便利なのは円をルピーに換えるときに空港より近くてパスポートがあれば直ぐに出来るという事ぐらい。
円からルピーに換えるのは簡単だが、ルピーから円やドルに換えるのには手続きが面倒。基本的にお金の持ち出しが出来ないようになっている。ルピーが余っている人は日本からの出張者に円へ換えてもらうようにしている。帰任時にルピーが余るとどうしようも無いので宝石やじゅうたんを買って帰る人が多い。日本よりも安く買えるのはそれくらいのようだ。

2008年5月29日

暴動で休み

今日は会社の近くで暴動が起きるということで休みになった。LGやSAMSUNGなど近郊の工場等すべて休みにしたので、歩調をあわせたらしい。警察は関与しないと言っているので収まるのを待つしかない。
カースト制度の下位の人が政府に対する抗議での暴動だそうだ。1週間ほど前にジャイプールで始まって、現在飛び火中。年に1回ぐらいこういうことがあるらしい。
確かに貧富の差は激しい。日本でも格差が問題になりつつあるが、その比ではない。日本で人は平等と習ってきたがインドでは平等ではない。交差点やマーケットに物乞いをする人はまだまだたくさんいる。

2008年5月25日

テレビ事情


インドのテレビ普及率は数%と極めて低い。
テレビはケーブルテレビか衛星放送で、お金持ちの住む地区では巨大なアンテナが屋上にある家が多い。
ここのアパートではケーブルテレビとNHKワールドが見られるようになっている。ケーブルテレビはチャンネルが100以上と多いのだが日本語の番組は無く、NHKワールドはニュースとドキュメンタリーばかりであまり見るものが無い。したがってSONYのロケフリを入れるのが一番よさそうだ。駐在員で入れている人は多い。幸いADSLはあるので、ここのアパートでも見られそう。次回一時帰国時に導入する予定。他はネットでテレビの動画がアップされているのを見るしかない。

日本の電器メーカーではSONYがダントツのようだ。空港に迎えに行くとインド人のお金持ちがどこかで買ってきたSONYの液晶TVをハンドキャリーで持って帰ってきているのをよく見る。お店もSONYはたくさんある。VAIOやCyberShotも売っている。なかなかSONYブランドは浸透しているようだ。
ただしSONYも苦労しているようで当初は現地生産しようと工場を建てたがうまくいかず工場は撤退したそうだ。

2008年5月24日


インドといえば象を思い浮かべる人も多いと思う。
確かに街中で象を見かけることがある。さすがに野生ではなく、芸を仕込まれた象で、家まで呼んで遊ぶことも出来るので見かけることがある。夜は危ないので反射板をつけて歩いている。
写真はアグラへ行った帰りに寄ったパーキングエリアで見かけた象さん。観光客相手に芸をしてくれるらしい。足がひび割れていて痛そうだった。写真を撮るとしっかりチップを要求してくる。

2008年5月20日

オートバイ


インドでのオートバイ販売は全体で年750万台と日本のほぼ10倍。世界でもインドネシアに次ぐ2番目の市場規模である。
走っているのは100~150ccのがほとんど。スクーターよりオンロードタイプが多い。写真のように載っている人が多く、左後輪にはサリーガードというサリーの巻き込み防止ガードがレギュレーションで必須となっている。
道路の状況から言ってもオフロードタイプの方が向いていると思うが、なぜかオンロードしか売れないそうだ。またYAMAHAでYZF-R1とMT-01を各25台日本からの輸入で販売したが、MT-01の方が人気。マッチョなのが好みらしい。ちなみに2機種50台は日本円で約300万円だったが3ヶ月で完売したそうだ。また2009年までにハーレーやドカティ・BMWも販売を始めるそうだ。
それにしても道路は穴だらけで路面に砂も多いのだが、R1でどこを走るのだろう?

2008年5月19日

ラッシー


インドで有名な飲み物がラッシー。
飲むヨーグルトである。写真はゴルフ場で飲んだ大ジョッキラッシー。
暑いときに冷たいラッシーは美味しい。カレー屋で辛いものを食べながらの時も甘くて美味しい。子供もきっと好きになるであろう。ただし氷は水道水で作ってあるかもしれないので入れない。
パック等では売ってないのでレストラン等でしか飲めないのが難点。
そういえばヤクルトはマーケットで売っている。ダノンと合弁でインドに工場があるらしい。

2008年5月18日

バックアップ電源


前にも書いたがインドは停電が当たり前。
何かしらのバックアップが必要である。今までは懐中電灯とランタンで過ごしていたが、会社がアパートにバックアップ電源を付けてくれた。付いたのはバッテリー+インバータの物で普段はバッテリーに蓄えておき、停電になるとインバーター経由で供給するしくみ。ただし容量に限りがあり、エアコン1台と電灯・冷蔵庫冷凍庫分が1時間ぐらい稼動できる物である。バッテリーは12Vの鉛蓄電池の大きいのが10個ぐらい置いてある。
旧式はガソリンエンジン式の発電機だったらしいが、騒音とメンテナンス・給油の手間からバッテリー式が主流になったそうだ。
このあたりは停電になっても数分なのでおそらく十二分であろう。バッテリーが盗まれなければ良いのだが。

2008年5月17日

インド料理屋


アパートから歩いていけるマーケット内にインド料理屋がある。
MOETSというチェーン店で割りと大きいレストランだ。
もちろんいろいろなカレーやタンドリーチキンが食べられる。店の中も綺麗で日本からの来客を連れて行くにはなかなかよい。辛いインド料理を食べた後のデザートにアイスクリームを食べるとすごく美味しく感じられる。

2階の別のレストランで”寿司”がメニューにあるが行った人の話によるとネタは変色していて食べられなかったそうだ。寿司を食べるにはシャングリラホテルが良いらしい(当然値段は高い)

2008年5月16日

タクシー


インドのタクシーはアンバサダーという車種のがほとんどだ。
基本設計は1950年代で1度モデルチェンジしているらしいが、クラシカルなデザインの車である。
現在も生産していて、パトカーやタクシーに採用されている。
昔はいすゞの1800ccのエンジンを積んでいたらしいがいまは?
一度ムンバイで乗ったが、室内は狭く頭がつかえ、エアコンはもちろん、シートベルト・ヘッドレストも無かった。今の車から見るとピラーも細く、あまり乗ることは無いと思うが安全上乗らないほうが良さそう。
ミニやビートルのように昔の車のイメージを残して最新技術で作り直せば、日本で売ってもそこそこ売れるかもしれない。

2008年5月15日

らくだ


デリーから郊外へ出るとらくだをよく見かける。
ほとんどは荷物を運んでいて、トラクター代わりだ。刈り取った草など大きくてかさばるものを運んでいる。
観光地では人を運んでいる。馬とらくだと人のリキシャーが客を奪いあっている。らくだはスピードは出ないがたくさん乗れるので家族で乗るには良いかもしれない。写真のように馬と比べるとやはりらくだは大きい。愛嬌のある顔なので怖くは感じない。

2008年5月11日

独レカロシートのフレーム

先日仕事で行った取引先の工場で独レカロ社の自動車用シートのフレーム関係を作っていた。
インドで作っているとは知らなかった。シートのスライドレールとチャイルドシートのフレームを作っていた。
工場の中でもそこは仕切られていてちょっと別の扱い。ドイツ人の駐在者が常駐しており、かなり管理されている様子。
最近欧州メーカーの進出の話を良く聞く。インドは英語が通じるので欧州から見ると中国やヴェトナムよりも進出しやすいところなのだそうだ。飛行機もロンドンやパリへの直行便は毎日飛んでいるのでそれだけ行き来する人が多いということだろう。
それにしてもレカロは良い商売をしている。日本で買うと結構高いのだが。

うしのけんか


今日はいつも混まない所で渋滞していたので何かと思ったら、道路の真ん中で牛が喧嘩をしていた。
いつも温厚な(ごろごろしている)うしが結構な迫力でやっていた。周りにいたインド人は何か叫んでいたが、けしかけていたのかなだめていたのかは不明。
暑いので牛も苛立っているのだろうか。

2008年5月10日

インドカレーのレトルト


インドにもレトルトカレーがある。
カレーの本場だけに種類は豊富で10数種類ある。コンビニやマーケットで購入できる。
値段はRs100と高いので、インド人以外の人が食べていると思われる。
インドにカレーライスはなくカレーとナンで食べるのが正式だが、やはりカレーライスで食べたくなる。結構ボリュームがあるので、カレーライスにすると大盛になってしまう。
しかし手軽にインド料理を味わうには便利。日本のカレーとは味が違うので、日本のレトルトカレーに飽きたときにはちょうど良い。日本への御土産にもちょうど良さそう。
日本の辛口よりも辛いので、子供には無理そうだ。

2008年5月4日

ゴルフ


会社のコンペに強制参加。
今回は人が集まらず幹事に頼まれてコンペに出場。
ゴルフ場はたくさん在る様だが会社が会員になっているのは車で40分ぐらいのところ。来ているのは日本人韓国人欧米系ばかりである。近所にSAMSUNGやLGの工場があるので、韓国人は結構多い。
単身で駐在に来ている人は土日にやることがないので仕事かゴルフをしている。毎土日2・3組分予約を入れてあり、行きたい人はいつでもいけるようになっている。やはり駐在暦が長い人ほどうまい。
4~6月は40℃を超えるので水分補給が重要。家で水を2L凍らせて持って行き、さらにラウンドの途中で500mlのジュースを購入。それでもトイレに行くことはない。さらにこちらではOUTINを休憩無しでやるので体力はかなり必要。4~8月は暑いから行かないと宣言している人もいる。
値段はキャディ・カート含めてRs2500ほど。ロッカーやレストランは非常に綺麗。
他のコースは知らないが、基本的にニューデリーは平らなのでゴルフ場も平ら。人工的な起伏があるだけ。わりとフェアーウェイも広い(らしい)。水辺はコブラがいたり、鳥が卵を温めていて攻撃的なことがあるので打ち込むと危険。
ちなみに今回スコアは73+63=136。初めて使うクラブ+ゴルフ場2回目なのでこんなもんでしょう。大学の体育の授業でゴルフをやっていたのが、こんなところで役に立った。

2008年5月3日

洗濯


インドの洗濯機は1層式の全自動でぱっと見日本と同じだ。ただし日本の洗濯機のように細かい設定は出来ない。
水道水が日本のように綺麗ではなく細かい砂が混じっているので、すすぎといってもすすぎになっていない。白い服は2~3ヶ月洗濯を重ねると肌色になってしまう。暑いので服は白系が良いかと思っていたが色付きがよい。インド人も白系の服はあまり着ていない。
乾燥機はもちろんない。洗濯物を干すのは室内。外に干すと砂ぼこりで余計に汚くなる。室内でもすぐに乾くので問題ない。
インド人は外に干しても平気なようでよく外に干している。しかしシワは気になるようで、シャツはアイロン掛けしてあるのを着ている。家の前にアイロン屋がよく来るが繁盛している。
基本的に汚れたりしたら困る服はインドへは持ってこないしかない。持ってきた服は捨てて帰るつもりが良い。

2008年5月1日

電気の事情


インドではよく停電がある。
会社にいても日に何度も停電する。1回あたり数秒のことが多いが、長いときは数十分の時もある。電力を含むインフラ整備が遅れているのがインドのネックで、ほとんどの会社で自家発電装置をつけている。広大な国だがエネルギー資源は少ないらしく75%を輸入していて、むやみに使えないようだ。
停電が当たり前なので、部屋が暗くなってもインド人はぴくりともしない。平然と仕事を続ける。日本人だけが騒いでいる。
住んでいる家は幸いあまり停電のない地域なので今のところ2度だけですんでいる。1度目はシャワーを断念しそのまま寝るしかなかった。2度目は一瞬だったがすべてがリセットされてしまった。普通の家でも自家発電をつけているところも多い。ただしお金持ち限定。地域によって停電回数が違うので、おそらく意図的に停電させている。学校のそばは停電しないらしい。
また電圧の変動も大きいらしく、エアコンにはスタビライザー(写真)がかませてある。デリケートな電気製品はインドに持ってこないほうがよい様だ。電球の球切れも多い。1.5ヶ月で3個切れた。240Vなので結構な音がする。蛍光灯は切れるときに割れるらしいので切れる前に取り替えないと危ないそうだ。